【北アルプス】槍・穂高連峰縦走4泊5日(3/3)〜夏空に続く縦走路を踏破した件〜

登山

2018年8月30日

ツノユキです。今回は槍・穂高連峰縦走テント泊の4日目と5日目の記事です。北穂高岳から出発し、北アルプス最高峰の奥穂高岳を登頂した後に上高地へと下山していきます。前日の大キレットを超えてから疲労が溜まってきた身体に気合を込めて奥穂高岳までの難路を進む一人登山です。夏空に続く縦走路を踏破した山々との対話の記録が始まります。

この記事は

の続きです。

槍・穂高連峰縦走 登山情報

地図・ルート

縦走4日目は北穂高岳から穂高岳山荘まで向かい、そこから奥穂高岳までピストンした後にザイデングラートを経て涸沢小屋のテント場まで向かいます。大キレットを超えたため、もう難所は少ないと安心していましたが、穂高山荘までの道は結構難所が多く2日連続でビビりながら進みました。縦走5日目の最終日は上高地へ向けてひたすらのくだりを進みます。疲労が限界を超え、何度も休憩をとりながら上がらない足に発破をかけながら亀の歩みを進めました。

登山データ

槍・穂高連峰縦走(4日目)北穂高小屋〜涸沢小屋

北穂高岳小屋(テント場)〜最低コル

2018年8月30日

起床するものの昨日の大キレットの疲れが残っており、朝食は行動食で済ませパッキングを開始。ここで、強烈な便意が襲ってきました。しかし、トイレのある北穂高小屋までは20分ほど歩かねばならず、悩んだ末に秘蔵の携帯トイレを初めて利用しました。便意から解放された快感!持っててよかった携帯トイレ!余計な荷物が増えてしまいましたが、気を取り直して本日の登山開始です。

行動開始してすぐに、ブロッケン現象に遭遇しました。霧のスクリーンに映る後光の様な虹が幻想的な雰囲気を醸し出しています。朝の便で運がついているのでしょう。

ふと振り返ると、雲海の彼方に槍ヶ岳の穂先が見えます。これだけ離れていても一発でわかるアイデンテティが羨ましい限りです。

昨日の大キレットほどではありませんが、険しい道を進んでいきます。

下の方に、雪渓と山小屋が見えます。今日はあの辺りまで下って行くとなるとハードな道のりです。

最低コルに到着!この先、また、危険な道を進む事になります。

最低コル〜涸沢岳

鎖場など難所が出てきました。大キレットほどではありませんが、高度感のある所を通っていきます。

振り返ると自分が通ってきた道の険しさがわかります。

この傾斜はえげつない!

手の届きそうなところに雪渓がありました。

涸沢岳山頂付近にて突然ガスが出てきました。

涸沢岳山頂(3110m)に到着!大キレットほどではなかったですが、危険箇所の多い道のりでした。山頂でのパノラマを期待していたのですが、残念ながら360°ガスに包まれて景色は見れませんでした。

涸沢岳〜穂高岳山荘〜奥穂高岳

ガスの中、先へと進んでいきます。足元がガスで隠れているため高度感は多少緩和されています。

眼下に穂高岳山荘が見えました。

立派なヘリポートがあります。

穂高岳山荘に到着しました。ここの山荘はとても立派でした。

穂高岳山荘で休憩した後に、奥穂高岳までピストンします。またガスが出てきて異様な雰囲気の中、山頂を目指します。

振り返ると涸沢岳が見えます。通ってきた道を見返すのは楽しいです。 

ピッケルが埋め込まれた案内がありました。もうすぐ山頂です。

北アルプスの最高峰、奥穂高岳山頂(3190m)に到着!これで今回の縦走でのピーク全てを踏破できました!ひと満足です!

山頂には展望図がありました。ガスさえなければ、照らし合わせて景色を楽しめるのですが、残念です。

穂高岳山荘の帰りに雷鳥様に出会いました。癒されます!いつか冬毛の真っ白な雷鳥様にお会いしたいです。

穂高岳山荘に戻ってきました。ザックを下ろして休憩してこの後の連続する下りの準備をします。

穂高岳山荘〜涸沢小屋

ザイデングラートを超えて涸沢小屋への急な下りを進んでいきます。

途中、日本地図みたいな雪の塊がありました。

途中、雪渓をトラバースします。アイゼンはないので慎重に進みます。このヘトヘトの身体で転けると体力消耗が激しいです。  

夏でもこれだけの広範囲で雪が残っているのが驚異的です。普段、下界にいると想像もしない光景です。

ヘリで物資を運んでいる様子を目撃!ヘリで物資供給できる山小屋がどれだけあるのだろうかと考えながら先を進みます。

涸沢小屋に到着!テラスから振り返ると穂高の山々が悠然と佇んでいます。

小屋から少し離れたところでテントを設営します。

ここにはもう一つ涸沢ヒュッテがあり水場があります。

涸沢ヒュッテ  https://www.karasawa-hyutte.com
・テント場:約500張
・テント場料金:1000円/1人
・水場:あり
・トイレ:あり

涸沢小屋にお酒を買いに行くと、愉快なおじさんたちと遭遇して一緒に酒を飲みました。全く知らない人とこういったひと時を過ごすことも山の醍醐味です。しかし、ここで酔っ払いすぎた私は千鳥足となりテント場に戻るのは危ないからとおじさんが宿泊料を出してくれて小屋に泊まりました。笑!おじさんありがとう!この日は安心と心の温かを胸に爆睡しました。

槍・穂高連峰縦走(5日目)涸沢小屋〜上高地

2012年8月31日

起床!二日酔いの頭を擡げながら、涸沢小屋を後に放置していたテントへと帰還します。とりあえず装備は無事でした。最終日の5日目が始まります。縦走の旅も終わりが近く、限界を迎えつつある身体に気力を押し込め動き出します。 

さらば槍ヶ岳!

涸沢カールを背に先に進んでいきます。また来るよ! 

途中から涸沢と並んでどんどん下って行きます。

本谷橋に到着!対岸で荷物を降ろして休憩します。ここまで来ればあとはほぼ平坦な道が続きます。

横尾谷からみる屏風岩です。国内最大級の岩場となっています。

横尾の吊り橋を渡っていきます。

ここから先は、梓川と並びながら上高地へと足を進めていきますが、もう子羊みたいにプルプルしながら何とか前進します。

途中、古池に出会いました。静かな水面は景色を投影し、神聖な雰囲気が周囲に漂っています。 

上高地へと帰投!自然よありがとう。生きて帰ってこれて良かったです。

槍・穂高連峰縦走テント泊単独行!自然の雄大さと命の危険を感じた5日間でした。山の楽しさも怖さも味わった今回の登山はいい経験となりました。

今回の旅で痛感したは、「4泊5日のテント泊で38リットルのザックに無理やり詰めてはいけない」でした。ザックの重心が悪く、危険箇所で何度が後ろに身体を引っ張られ死ぬかと思いました。60リットルクラスのザックが早く欲しいところです。

次に北アルプスに行くときは、大天井岳や常念岳あたりを縦走しながら今回のルートを眺めてみたいところです!

次なる山との対話に続く。

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