【北アルプス】白馬三山縦走2泊3日単独行(1/2)〜雲上の湯けむりを求めて突き進んだ件〜

登山

2012年9月3日

ツノユキです。学生最後の夏休み中にエベレストトレッキングに行くことを決意した無謀な男の次なる挑戦です。鑓穂高連峰を縦走し、少しは経験を積んだので次は北アルプス北部に位置する白馬三山をターゲットとしました。なぜ次のターゲットを白馬三山にしたかと言うとかの有名な大雪渓ではなく、温泉目当てです!あえて大雪渓を完全スルーして白馬鑓温泉に始まり、蓮華温泉で終わると言う夢の登山を実行してきました!夏の高山植物、雲上の温泉、雲と稜線の狭間、自然の猛威、美しい景色により織り成される山々との対話の記録が始まります。

白馬三山縦走 登山情報

地図・ルート

初めて、地図と標高断面をリンクしてみました。断面があると高低差を視覚的に認識しやすくて良いです!

ルートについて、一般的には猿倉から大雪渓を通り白馬岳に行くのがオーソドックですが、今回は温泉IN温泉OUTが登山のコンセプトなので白馬鑓温泉を最初の目的とします。その後に鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳の白馬三山の魅力満載の稜線を歩いていき、白馬岳以降は白馬大池の分岐より蓮華温泉に向かい登山の疲れを落とすと言う夢のようなルートを取りました。

登山データ

今回の2泊3日テント泊の登山では初めて雨に降られました。しかも2日間!今までの登山は全て晴れだったため気楽なものでしたが、雨になると景色は見えない、雨に打たれれる、寒さが増すと山が地獄と化します。なおかつテント泊となれば不便さは更に増していきます。天候が悪すぎて白馬三山を制覇するはずが、杓子岳は諦めて巻道という残念な選択となりました。しかし、何においても全てが楽しいだけでは面白くないもので、この雨の中の山行をしても登山が嫌いにならかった私は山好きなのでしょう!

白馬三山縦走(1日目)猿倉〜白馬鑓温泉小屋

今回は白馬駅から西に30分ほど歩いたところにあるチロリアンタワーに前泊。朝は雲は多いが晴れ間も覗いており、長閑な風景が広がっています。白馬駅からアルピコ交通の猿倉線に乗るつもりでバス停にて待つが一向に来ず、観光案内所のお姉さんに聞くと夏季ダイヤは終わっているので、今日はバスは出ないとの情報を得る!早速やらかしました。いまだに夏休み気分でいた自分に反省です。気を取直してタクシーにて猿倉荘まで向かいます。

猿倉荘に到着!タクシーにて3600円の出費でした…

他の登山者はあまりおらず、二人組のパーティー1組のみでした。ここでは軽アイゼンが販売しており、大雪渓に向かう際に忘れた場合は重宝します。

山に入るなり怪しい雲が広がってきました。朝の晴れ間が嘘の様に失われていきます。

登り始めて1時間ほどするとパラパラと小雨が降り始めました。猿倉荘にて今日は雨が降ると情報を得ていたので、本降りになる前にレインウェアを装備します。

雨が本降りとなり、登山道が濁流となります。しか〜し、今回はアウトレットで安く(5万なのでそれでも高かった…)購入したマムートのハイカットブーツを導入していたのです!場所によって結構な深さまで足を踏み込んでも全く水が入って来ません!やはり持つものはしっかりした装備です。

えげつない水量が足元を流れて行きます。笑

たぶん杓子沢かな?と思いながら進みます。雨でまともに地図を開けないので現在地不明ながらも進んで行きます。登山道は続いてるので大丈夫と己に言い聞かせて進みます。雨も考慮して地図をジップロックに入れておくべきでした。

沢を越えていくと何やら大きそうな雪渓が見えて来ました。 

デカイ!こんなにデカイ雪渓が残っているとは思わず衝撃!大雪渓はもっとすごいのだろうと思いながら目の前に見える雪渓の洞窟に入ってみたくてうずうず。 

接近!かなりの厚みがあります。どうしてこんな断面になるのだろうか?謎である。洞窟は崩れると怖いので5歩くらいしか先には行きませんでした。笑

急斜面に湯けむりが上がっているのが見えて来ました。目的地が近くなっている証拠です。

湯けむり沸き立つ小川を辿っていくと、ついに見えました。本日の目的地の白馬鑓温泉小屋です。周囲には温泉の匂いが充満しており、テンションを上げてくれます。

レインウェアを吊るし場に置かせて貰ったら、雨も小雨になり早々に小屋下のテント場にてテントを設営しました。テント場からは露天風呂が丸見えです。思っていたよりも開放的な温泉です。

念願の白馬鑓温泉に入浴!開放感のある源泉掛け流しの露天風呂は最高で、雨に打たれた体を癒してくれます。しかし、如何せん熱い!温泉の温度は43.1℃もあるそうでかなり熱めです。私には熱すぎて出たり入ったりの繰り返しでしたが、非常に満足しました。そして、明日の朝一にこの露天風呂から日の出を見ることを心に決めワクワクするのでした。

  • テント場:15張程度 白馬鑓温泉直下
  • テント場料金:1200円/1人
  • 水場;あり
  • トイレ:小屋にあり
  • 入浴料:テント泊・日帰り入浴の方: 大人      500円 / 子供 300円    ※山小屋に宿泊の場合は無 料

 

初めての雨中登山にて失敗もありましたが、温泉にて1日の疲れを癒して明日への活力も充填した状態にて1日目の挑戦が幕を閉じました。

明日は露天風呂からのご来光とお楽しみの稜線歩きと、胸を躍らせながら床につきますが、山の試練はまだまだ続きます。

白馬三山縦走(2日目)白馬鑓温泉小屋〜村営頂上宿舎

白馬鑓温泉小屋〜鑓ヶ岳

2012年9月4日

おはようございます。晴れ間が覗いており、ご来光を迎える前に急いで鑓温泉に入りその時を待ちます。朝の澄んだ空気が最高に美味しいです。

ご来光来ました!なんと贅沢な朝でしょうか。朝っぱらから雲上の露天風呂に入り、日の出を見ながらのんびり過ごす。秘境ならではの贅沢。

名残惜しいですが、鑓温泉を後に今日の最初の目的地、鑓ヶ岳を目指します。

山行をスタートしますが、朝の晴れ間が嘘だった様にガスに包まれて行きます。先行き不安な始まりです。

30分程進むと鎖場の連続するエリアに出ました。前回攻略した大キレットを比べると子供騙しで、恐怖感なく進んで行けます。鑓ヶ岳までの道はかなりの急登が続いて行きます。

ガスで視界が利かなくなって来たため景色を撮ることは諦めて高山植物たちを写真に収めます。さすがは花の白馬と言われるだけあって様々な種類の高山植物たちに出会えます。

大出原に到着しすが、ガスが濃くて目当てのお花畑の広がりは見れませんでした。この辺りで雨が強くなって来たのでレインウェアを装備します。

急登を越えて鑓温泉分岐に到着!ここからは視界が開けて楽しい楽しい稜線歩きが始まるはずが、ガスと暴風に包まれた地獄への到着でした。ここですれ違った方は天候が悪く不帰ノ嶮を諦めて下山して行きました。

やっとの想いで鑓ヶ岳山頂(2903m)に到着!台風の様な暴風に晒されて体温が低下したため、岩の陰で風を遮りながらミドルウェアをレインウェアの中に着込みます。実はこのミドルウェア昨日と雨でやられて濡れていたのですが、ないよりは全然マシです。装備を整え終え、再び暴風の中を切り進んで行きます。

鑓ヶ岳〜村営頂上宿舎

鑓ヶ岳から下っていくと、杓子沢のコルに到着しました。ここで杓子岳山頂に向かう道と巻道の分岐が登場!ガスと暴風がすごいので、今回は登頂を諦めて巻道を選択します。

暴風雨の中、丸山を目指して進んで行きますが登山者とはすれ違うことなく、孤独な山行が続いて行きます。 

丸山への登りの手前で少しガスが晴れて右手に雪渓を見ながら稜線を進んで行きます。少しでも景色が見えるとホッとします。 

晴れていたら眼下には素晴らしい景色が広がているのだろうと想像しながら歩を進めて行きます。 

鮮やかなブルーの花に出会いました。タテヤマリンドウでしょうか?

濃霧の中、標識を見つけて頼り進んでいくとガスの向こうに建物がみえかくれし本日のテント場も近いと喜びます。しかし、辿り着いてみるとそこは白馬山荘でした。どうやらガスの中、目的地を見失い完全に通り過ぎてしまった様です。山荘の方に道を教えもらいなんとか村営頂上宿舎に到着しました。

  • テント場:100張程度 小屋付近
  • テント場料金:1200円/1人
  • 水場:あり
  • トイレ:テント客用あり

 

暴風の中、テントも設営しやっと安息の地を手に入れて夕食をとりました。今日の暴風雨と共に歩んだ山行は完全に修行でした。暴風でテントが吹き飛ばされたのか悲鳴が聞こえてくる様な夜でしたが、テントに吹きつける風の音を感じながら床につくのでした。

明日こそは最高の景色が見えると願い、試練の2日目が幕を閉じました。果たして明日はいい景色が観れるのでしょうか?

 

続く

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