【九州】屋久島縦断2泊3日(1/2)〜神秘なる森の奥へ進んだ件〜

登山

2012年6月8日

インターンシップにて大阪在住の友人K氏の所に居候していた際に、何をやろうと盛り上がり屋久島に行く事を決意しました。そこで折角なので、縄文杉を見に行くだけではなく屋久島を北から南に縦断すると言う無謀な計画を実行してまいりました。

屋久島について

屋久島の概要

屋久島は、鹿児島の南約60kmに浮かぶ南の島です。屋久島の中央に鎮座する宮之浦岳(標高1936m)は九州の最高峰であり、その地形はかなり急峻となっています。気軽く縄文杉を見れる様なイメージがありますが、縄文杉までの往復ルートでも約22km、高低差700mに及ぶハードなトレッキングとなります。また、世界有数の多雨地域であり、年間降水量は東京の約3倍とも言われ雨対策が非常に重要となる地域です。そして、そこには人々を魅了し続ける神秘的な生命の森が存在します。

屋久島での最低限の必需品 雨具について

屋久島は世界有数の多雨地域のため、尋常ではない雨の降りかたをする事も多く、登山が快適なものとなるかは雨具に掛かっているといっても過言ではありません。なので、今回は雨具について記載します。

・レインウェア上下(透湿性の高いもの)
これは必要不可欠です。多雨地域でレインウェアなしでの登山は自殺行為なのでやめましょう。また、夏場など湿度だけでなく気温も高いため透湿性の高いものでないと、ウェア内部で汗まみれ+外部から雨に打たれると言う2重苦となります。ビニールカッパなどの透湿性の低いものはオススメできません。
・登山靴
縄文杉の往復でもおよそ10時間の工程となるので、足元はしっかりと固めておきましょう。また、屋久島では強烈な豪雨が降る事もままあり、登山道が川と化す事もあります。実際私が行った際も登山道は川になりました。防水性の高いシューズを準備しておきましょう。
・ゲイター(スパッツ)
ゲイターとはボトムと登山靴の隙間に被せるようにして装着するギアで、シューズの中に雨・雪・砂などが入り込むことを防ぐ役割があります。いくら防水性の高いシューズでも足を入れる部分は弱点となります。それを補ってシューズ内の環境を守る大事なギアです。
・ザックカバー
日帰りは兎も角、山中泊でザックの中身が濡れてしまうことは致命傷となります。ザックカバーは付属品としてついているザックが多くありますが、もしお持ちのザックにない場合は準備しておきましよう。
※不足がある場合は、購入またはレンタルでギアを用意することをオススメします。

屋久島登山

屋久島地図

一般的な荒川登山口から縄文杉をピストンするルートではなく、白谷雲水峡入口から縄文杉・宮之浦岳を経て尾野間温泉への南下する屋久島南北縦断ルートです。2泊3日のハードルートですが、その分魅力がいっぱいのルートとなります。

屋久島登山データ

屋久島登山のデータです。今回は道中にある新高塚小屋と淀川小屋という無人小屋にて宿泊しました。2泊3日の内、ピークとなる宮之浦岳にアクセスする二日目に豪雨に打たれる強烈な登山でしたが、多雨地域の雨季に2/3の確率で晴れた事には感謝でした。

屋久島登山 前日

2011年6月8日

屋久島に到着しました!初めてこのサイズの飛行機に乗りました。

屋久島空港はこじんまりとしています。

空港近くの屋久島観光センターでガスバーナーのカートリッジを購入しました。ここにでは登山道具のレンタルなども行なっており便利です。

屋久島観光センター http://www.yksm.com

いい天気です!明日から向かいに見える山々に行くことを思うとワクワクが止まりません。

可愛らしい花が咲いています。

前泊させて頂いた「山ん神」さん。とても親切なオーナーさんで、K氏はコッフェルのセットを貸していただきました。

夕食は「恵比寿大黒 とし」さんにて郷土料理をご馳走になりました。トビウオの唐揚げは見た目も楽しく、カリカリのヒレまで美味しいオススメの一品でした。

そして最高に美味しかったのが、筍の天ぷらです。今までの人生30年少しですが、これを超える天ぷらをいまだに出会えない。季節ものですが、もしあれば是非ご賞味ください!オススメです!

美味い料理と酒を楽しみ、明日への活力とします。

屋久島登山 1日目

4:00 白谷雲水峡へ向かう

前日に白谷雲水峡から入るコースを「山ん神」のオーナーに伝えていたため、白谷雲水峡入口まで車で送っていただきました。朝も早かったので非常に助かりました。

4:30 登山開始

登山開始してすぐに趣のあるさつき吊り橋を渡っていきます。写真は露光調整して明るくなっていますが、実際はかなり暗くヘッドライトが必要です。

入山して30分程度ヤクシカに遭遇!いきなりテンションが上がりますが、すぐに逃げられました。警戒心は高めです。ヤクシカは屋久島と隣に口永良部島だけに見られる固有種で、ニホンジカの亜種です。

くずり杉という立派な杉と遭遇しました。ありがたく又をくぐらせて頂きます。 

5:30 白谷小屋に到着

もののけの森、苔むす森と言われるエリアに入る前に、白谷小屋にて朝食をとります。「山ん神」さんに作って頂いたお弁当が美味しいです。ここまでは、少し苔の多い森だなぁという感じの雰囲気です。

このあたりから苔むす森の感じが醸しております。徐々に木々が鬱蒼となり、苔の勢力が拡大されてきます。

立派な苔ですね!

登山道はこんな感じで、岩が道を示しており、ピンクテープもある一本道なので迷子になる心配は少ないです。   

本格的に苔むす森の中に入ってきました。縦横無尽に自由に走る幹や枝に岩を飲みむ植物の強さと苔が相まって神秘的な空間となっていなす。  

いい雰囲気で、心地がいいし、写真を撮るのが楽しくてしょうがないです。そして、もののけ姫やラピュタといったジブリ作品を連想させます。

かっこいい。神秘的な雰囲気と共に私は廃墟的な雰囲気も感じ非日常の世界へと引き込まれてきます。

生命の神秘を感じる道です。

6:30 太鼓岩に到着

辻峠から少し寄り道して登ると開けた高台になっている太鼓岩に到着です。ここは見晴らしがよく周りの山がよく見えます。岩写ってないですね!私の足元に巨大な奴がいます。

ここで初めて人に会いました。山ガールが一人で景色を楽しんでおりました。早朝出たのもありますが、白谷雲水峡は人が少なく落ち着いた雰囲気で 自然との対話を楽しめます。

辻の岩屋。跳ね出した巨石の下を通っていきます。

7:40 楠川分れに到着

とうとう楠川分れにて有名なトロッコ道と合流しました。このトロッコはかつて屋久杉を伐採し、その運搬に活躍していたものです。趣のあるトロッコ道を進みながら、映画スタンド・バイ・ミーを連想しながら進みます。ここからは、荒川登山口からの登山客の方がおり一気に人が増えます。

楠川分かれでは川が流れており、マイナスイオン大爆発です。

8:50 大株歩道入口に到着

ここで昼食をとった後、あたりを探索していると、ヤクシカに急接近!子鹿でつぶらな瞳でこちらを見てきます。可愛いですな! 

9:30 ウィルソン杉に到着

ウィルソン株は周囲が13.8mもある江戸時代の切り株で、その中はハートの光が降り注ぐ癒しの空間です。是非内部を楽しんでみてください。

このあたりから先は、ひたすらに木道と木階段の続くエリアです。傾斜もキツく混雑しているため体力を削られます。

11:30 縄文杉に到着

ついにお会いできました!おんとし7200歳の長老様との出会いです。その大きさは圧巻でした。ただし威圧的な雰囲気ではなくそこに静かに佇む姿が信仰の象徴として存在感を醸し出しています。

ただ、個人的には周りは見学用の舞台があり観光地的な空間となっていることが否めず、神秘的な空間という意味では、白谷雲水峡の苔むす森の方が魅力的でした。

縄文杉を後に、本日の目的地である新高塚小屋への向かいます。縄文杉周辺の整備された道とうって変わって、険しい道が続きます。

13:00 新高塚小屋に到着

スタートから8時間半かけて本日の最終目的地である、新高塚小屋に到着しました。残念ながらあまりの疲れに写真を撮り忘れたので、小屋の情報が気になる方は下記リンクを参照してみてください。

 

神秘の森を堪能した濃密な1日でした。

明日の天気に不安を感じつつ微睡みの中に沈みました。

次回は、宮之浦岳登頂から自然のジャングル尾野間歩道下山です。

こうご期待ください!


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