【富士山】ご来光を拝みに富士山頂へ 〜極寒の山頂で死にかけた件〜

登山

2011年8月28日

登山を本格的に始めることを決意した私は、学生の内にエベレストを見に行くという目標を掲げました。そこで、世界一の山に会う前に日本一の山にご挨拶が必要であろうと思い立ち富士山(ふじさん)を登ってきました。

富士山について

富士山地図

富士山地図

登山初心者ということもあり、最もオーソドックスな吉田ルートを利用しています。

吉田ルートは4つあるルートのなかで、最も人気の高い定番ルートです。登山口となる富士スバルライン5合目はアクセスが良く、飲食店や土産物店が充実しています。登山道における最大の特徴は山小屋が多いことです。ご来光を目的とした夜間登山をする場合はこのルートがオススメです!

新宿駅からスバルライン5合目へは高速バスが出ています。

富士山登山の本当に最低限の準備

「富士山登山は余裕だった!」「サンダルでもいけた!」など耳にしたことがあるかもしれませんが、その人達は運が良かったか非常に体力のある方達です。実際、私が富士山登山をした際も半袖半ズボンにサンダルという出で立ちで登山している外国人の方はいました。しかし、山を舐めてはいけません。登山に挑む前はしっかりと準備をしましょう。

下記は登山初心者の苦学生でお金のあまりなかった私が、最低限準備した装備です。

  • ザック ※これはすでに持っていました。 
  • 登山靴
  • レインウェア
  • ヘッドライト

夜間登山をする場合はヘッドライトが必須です。

富士山の山頂付近は砂礫や岩がメインの登山道なので、足元が見えないと転倒する危険があります。転倒のリスクを考えると、懐中電灯よりも両手がフリーとなるヘッドライトがオススメです。

上に書いているのは、私が持っていた本当に最低限の装備ですが、これに加えて最重要装備があります。

  • 防寒着
  • 日焼け止め

ご来光を目的とした夜間登山の場合、山頂でご来光の待ち時間が出てきます。富士山頂の平均気温は真夏でも5℃、ご来光を見る早朝の時間帯はさらに寒くなります。山頂の平均風速は7m。体感気温は風速1mにつき1℃下がるので、体感温度が氷点下を下回るのは珍しくありません。実際まともな防寒着を持っていなかった私は、山頂で凍えて死ぬ思いをしました。

日焼け止めも持っていきましょう。標高の高い富士山では紫外線が非常に強いです。昼間の紫外線を一日受ければ、こんがり仕上がってしまいます。

富士山登山

富士山登山データ

登山計画

富士山登山のデーターです。今回はご来光を見るために一度山小屋にて仮眠をとる行程です。山小屋は8合目のトモエ館を利用させてもらいました。

トモエ館  https://tomoekan.com

富士山登山開始

富士山登山道(吉田口)の入り口です。標高はおおよそ2300mです。ここから登山スタート!しかしすでに小雨が降っています。モンベルの定員さんに説得されて購入したレインウェアが早速役に立ちました。レインウェアなしでずぶ濡れ登山をしたらと思うとゾッとします。

雨が降っていることもあり、かなりガスっています。全く景色は見えずどの辺りを歩いているのかイメージがわきません。

6合目付近。標高はおよそ2400mです。雨が止み少し晴れ間が出てきました。まだ傾斜はゆるく歩きやすい道です。団体客の方が沢山おられます。

富士山7合目付近

7合目を超えたあたりです。登山道の位置は両側の鎖で表示されています。この辺りから傾斜がきつくなり始め、道幅の狭い岩場の連続です。足元に注意して登っていきましょう。

8合目太子館まできました。標高はおよそ3000mを超えた辺りです。3000mの大台を超えました。この太子館には救護所があるので、高山病など体調を崩された方は休まれるといいでしょう。

本日の目的地である、本八合目トモエ館に到着!標高はおよそ3400mで五合目からだと1km以上高度を上げています。

ご覧の通り、相棒のカロリーメイトがはち切れんばかりです!

気になるトモエ館の中はこんな感じです。基本は雑魚寝なので、右側の写真のように寝袋を並べた形になります。周りの人のいびきなどが気になるかたは耳栓を持参した方がいいでしょう。

8月末の日の出はおよそ5:00ごろなので、少し余裕をみて2:30に山小屋を出発!流石に辺り暗いですが、周りの登山客もヘッドライトを着けているので真っ暗ということはありませんでした。

山頂に到着!まだご来光は来ていません。ご来光を見るために東側の先端に行きます。早く出発したこともあり、私はここで30分以上日の出を待つことになります。これが地獄の始まりです。風の吹きすさむ山頂での体感温度は優に氷点下を下回ります。防寒着なしで薄着にレインウェアのみの体に自然の猛威は容赦なく襲い掛かってきました。歯を震わせて凍える中、隣の登山客がバーナーでお湯を沸かしてコーヒーを飲み始めるのです!「羨ましい!」もう羨ましくて仕方がありまんでした。歯を食いしばりながら、次の登山では必ずバーナーを買って山頂でコーヒーを飲むと強く心に決めました!

徐々に空がオレンジに色づいてきました。1日の始まりは幻想的な変化です。

空全体が明るくなり、眼下に一面の雲海が姿を現しました。人生初の雲海!こんなに一面が雲に覆われているとは思っても見ませんでした。

ついに太陽が顔を現して、山頂も徐々にオレンジ色に染まってきました。

HELLO!WORLD!

美しい!目の前で今日という日が産声をあげた!刻一刻と変わる奇跡のような光景をただただ眺めていました。

そして暖かい!山頂で凍えていた体を太陽の優しい光が温めてくれます。今までの人生でここまで太陽に恋い焦がれ、そして感謝した日はありませんでした。

ご来光の後は、火口の周りを歩くお鉢巡り。目の前の広がる火口の大きさに圧倒されます。

富士山の最高峰である剣ケ峰!ついに日本最高峰に足をつきました。この石碑の付近は大渋滞です。流石にここまで来たらと皆さん押しかけるので根気よく列に並ぶしかありません。

反対側を歩いているときに見えた影富士。この時点で雲海は結構なくなってきています。本当に美しい絶景は一瞬しか見えないことを実感します。

下山は写真をほとんど撮らなかったため、ネタがありません。余程疲れていたのでしょう。下山道はひたすら斜面をジグザグに降りていきます。そしてこの下山道は小さい砂利となっており、結構足を取られ疲れます。単調な道で足への疲労も大きく厳しい道で楽しみは少ないです。忍耐の下山道ですね!写真は下山中の雲です。まるで生き物の様に動いていました。山で出会える楽しみの一つです。

富士山登山を終えて

登山初心者でも十分登ることが出来ました。但し、準備不足は命取りになることを痛感した登山でした。本当に山頂での極寒地獄は過酷でした。

そして何より、山頂で見た景色への感動は忘れようがありません。太陽の偉大さを初めてその体で実感しました。登山に興味があれば、一度は登ってみる価値はあると思います。

最後に私は登山を始める決意をしていたので、多少高くても装備を購入しました。しかし、登山と続けるか分からない、富士山登山だけはやってみたいと言う方もいるかと思います。そういった方は最近は登山グッズのレンタルも行なっているので、下記バーナーなど参考にしてみてください!

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